旧約聖書の創世記には、人類の先祖がたどった堕落と再生への戦いの歴史がひめられている。ただそれ以上に神秘的なのは、その一語一語には、天使社会の共通言語でもある内的意味があり、それによると、主の栄化への内的戦いが埋め込まれているこどだ。主の試練・誘惑は、クライマックスに近づいていく。
第一巻に引き続き、第二巻をお贈りします。これは、出版社からの贈り物ではなく、著者スヴェーデンボルイからの贈り物です。いやむしろ、あらゆる啓示とインスピレーションの源である主からの贈り物です。
第一巻は、創世記第1章から第9章まで、天地創造の物語の内的意味に始まり、ノアの洪水にいたる、旧約聖書の歴史と預言の背後にある隠された秘密を垣間見ることができました。
そして今第二巻は、創世記第10章から、第17章まです。これは洪水後の古代教会に始まり、アブラハム物語で終わります。とくに創世記第16章と第17章は、圧巻です。
アブラムとサライ、後のアブラハムとサラの長い旅路の果て、イサクが生まれます。その間エジプト生まれの女奴隷ハガルとの間に生まれたイシマエル、その個々の登場人物は、歴史でありながも、歴史ではありません。歴史それ自身は、霊界では何も役にたたないと著者は記します(1886節本書455ページ)。
驚くことに、以上五人の歴史物語の背後にあるのは、主の幼少時から少年期、青年期にいたるまでの内面の発展史です。特筆すべきことですが、主には、マリヤから継承した人間性に、通常の人間と違わない弱さ、罪への傾向、地獄の侵入口、無知、疑い、不安、恐怖がありました。合理性の芽生えとともに、それが霊的真理に眼をつむらせようとしました。感覚、科学知、合理性が発達するにつれ、霊的なもの、天的なものへの受容に、障害が生じました。
どれほど熾烈な戦いがあったでしょう。そこには、一般のキリスト教徒はもちろん、聖職者、聖書学者、修道者も気づかない、主だけの秘密がありました。それは、父なる神性との一致にいたるまで、乗り越えなくてはならない、試練・誘惑にたいする孤独の戦いでした。それはまた、人類と一致するための一生にわたる戦いでした。
本書を通読することによって、主への愛を刷新することができると信じます。それは表面的な愛情を越える、人類愛、世界愛、宇宙愛に通じるもので、いずれ来世で、天使たちに教わる内容です。
全12巻の完成まで、毎年一巻づつ発行できるよう、
アルカナ出版は努力してまいります!! ご期待ください。
下は完成モデル
| 第二巻の特徴 | |
| 1 | 表紙はクリーム色− この枠内の背景色 |
| 2 | リボンつき |
| 3 | 本書通読に不可欠な神学用語解説 |
| 4 | 豊富な参照インデックス− 節番号順とあいうえお順 |
| 5 | 翻訳ノートの掲載 |
| 6 | ラテン語辞典解説 |
| 7 | 巻末メモ・ページ |
| 8 | 柳瀬訳全28巻の第三、四巻に相当 |
| 9 | 第一巻と同じくヨコ書き |
| 10 | 訳文の簡潔さ、分かりやすさ、読みやすさ |
| 定価 4000円 友の会割引制あり |
